2018年9月18日(日本時間)、イーロン・マスク氏とスペースXが世界初の民間人月周回旅行者を発表しました。
それは、現代の狂った最高のエンターテイメントプロジェクトが誕生した瞬間でもありました。
月に行くことにしました。アーティストと共に。 #dearMoon https://t.co/ivMypEcWBZ
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2018年9月18日
その人物は「日本の前澤友作氏」でした。
そうです、あの日本人起業家のZOZOを経営してる前澤友作氏です。
これほど度肝を抜かれ、感動と興奮と喜びを味わったのは久しぶりです!
最高です!!!
しかも、前澤友作氏は宇宙船の全シートを購入して、あらゆる分野のアーティスト数名を率いて月を目指すと発言されました。
これは単なる月周回旅行ではなく、月を舞台にした「アートプロジェクト」なんです!
その現代最高のエンタメプロジェクトの概要を簡単にですが、ここでまとめたいと思います。
※2018年9月21日追記
前澤友作氏は月周回旅行の件で、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏に相談をしてたようですね。
まぁ当然と言えば当然ですよね。ホリエモンは自身でもロケットのプロジェクトを行ってますしね。
ホリエモン曰く、前澤友作氏は当初はロシアのソユーズを検討してたそうです。
ただ、ソユーズだと2人しか行けないからどうしようか迷ってたそうですね。
プロジェクトの目的
プロジェクト名は「#dearMoon」。
前澤友作氏は、画家や音楽家、映像作家にファッションデザイナーらと一緒に宇宙船で月周回旅行に向かいます。
そこで受けたインスピレーションをもとに、新たな芸術作品を生み出そうとしてます。
パブロ・ピカソが月を間近に見ていたら、どんな絵を描いたんだろう。
ジョン・レノンが地球を丸く見ていたら、どんな曲を書いたんだろう。
彼らが宇宙に行っていたら、今の世界はどうなっていたんだろう。私たちには、想像力と創造力があります。
まだ一度も見たことのないような夢を見ることができるかもしれない。
歌ったことのないような歌が歌えるかもしれない。
描いたことのないような絵が描けるかもしれない。このプロジェクトが皆さまの夢を拡げるきっかけになることを願っています。
地球を代表するアーティストと共に、皆さまより少しだけお先に月に行ってきます。
#dearMoonホスト・キュレーターとして、このようなチャンスに恵まれたことを大変誇りに思います。
BFRでの月周回飛行プログラムを提供くださるイーロン・マスクさんとSpaceX社の皆さま、そしていつも僕を支えてくださる全ての関係者の皆さま、本当にありがとうございます。
このプロジェクト必ず成功させます。
楽しみにしていてください!前澤友作
月周回の時期は?
まだ具体的な日程は未定となってますが、現時点では「2023年」のリフトオフを目指してるようです。
その後、月でインスプレーションを受けたアーティストたちが作品作りに入り、いずれかの方法で発表をするそうだ。
ちなみに、その作品の発表場所は”on Earth”です。
月周回の費用は?
詳しい金額は発表されてません。
というより、金額なんてどうでもいいです。
むしろ、焼け石に水ですがこの件でクラウドファンディングをしてもらって、少しでもこのプロジェクトに触れたいと思ってる人も多いはずです。
ビッグ・ファルコン・ロケットのサイズ
前澤友作氏が乗る宇宙船は、スペースX社が開発してる「ビッグ・ファルコン・ロケット(BFR)」です。
そのサイズはなんと、191フィートの高さのロケットブースターを土台にして、その上に157フィートの宇宙船が乗るというものです。
・・・って言われてもピンときませんよね。
ざっくり計算ですが、191フィート+157フィート=348フィート
これをメートルになおすと
約106メートル!
この高さはオフィスビルの「25階〜30階相当」となります。
さらに、燃料補給をしたら、その重量は「900万ポンド」です。
実に、約4000トン!
もう漫画の世界ですよ。。
ってか、スケールがでかすぎる。。。
フライトプラン
BFRのフライトプラン(スケジュール)こんな感じです。
リフトオフ後
38分後:地球を約半周回り終える
2日5時間42分後:月周回開始
3日12時間51分後:月周回終了
5日23時間1分後:帰還
まとめ
今も昔も、素晴らしい芸術や芸術家を支えてる人がいます。
それがパトロンと言われてる人たちです。
要するに、支援家やスポンサーという意味ですね。
芸術を作るにはどうしてもお金と時間がかかる。
そのサポートをするためにはどうしてもこのようなパトロンの存在が必要でした。
ルネサンス期の「レオナルド・ダヴィンチ」や「ミケランジェロ」にはメディチ家というパトロンが存在してました。
さらには、「ローマ教皇」もパトロンとして芸術家を支援していました。
こうして支援を受けた芸術家は、自分の作品作りに集中でき、素晴らしい作品を多くの人に届けることができています。
もちろん、今回の前澤友作氏の行動がパトロン的な活動かと言われればそれはご本人にしかわかりません。
ただ、こういった行動が素晴らしい作品を産み、たくさんの人に感動や希望を届けることができるのは間違いありません。
ぜひこのプロジェクトを成功させていただき、世界中の人に最高の夢や芸術を見せてくれることを願っています。
現代の狂った最高のエンターテイメントが生まれた瞬間に出くわすことができて、僕は最高の気分です!
きっとこのプロジェクトは、まだ誰も見たことがない景色を世界中の人に届けてくれることでしょう。
以上。